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新着情報:2008年03月04日分
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2008年03月04日:アメリカインプラント学会6(総括その1)
こんばんは、中川歯科 審美インプラントセンターの中川雅裕です。
昨日の夕刻ボストンより帰国し、今日の午後から患者さんの診療をさせていただきました。
その前に、今回のアメリカインプラント学会の総括を考えてみたいと思います。こういう問題はそれを見る人間の切り口(考え方・注目する部分など)によって異なる意見が出てくるのが通常です。したがって、ここで述べさせていただく内容に関してはあくまでも私一個人の私見であるとご理解いただきたいと思います。
まず最初にお話しておかなければならないことは、こういうグローバルな学会のメインセッションでは、まだ確立していないテクニックや独りよがりな治療方法は、Evidence(確固たる十分な研究結果)が足りない!ということで忌み嫌われるということです。逆に言えば、過去において大々的に発表された間違ったコンセプトは徹底的に叩かれてしまうのです。
昨年の例で言えば、メインセッションの最初で思い切り叩かれてしまったあるワンピースインプラントでしょう。叩いたのがスカンジナビアの重鎮 Dr T.Albrektsson ですので、誰も文句を言えるはずもありませんでした。彼は、数多くの検証結果を持って論理的に叩いていました!(笑) が、しかし彼曰く、これを使えばすぐ噛めるようになると謳って、本来であれば経験豊富なインプラントに熟達した歯科医師以外は使うべきではないのに、インプラント初心者にまで簡単に使わせたメーカーに問題があるという結論でした。 私には、決してそのインプラントがダメといっているわけではなくそのメーカーの売り方・宣伝の仕方を批判していたように思えました。
私自身もいろいろな新しいことにチャレンジしていますが、必ず現場へ行って本物を見た上でその安全性・治療上の有効性に確信が持てたときのみ取り組むようにしています。だから、アメリカやヨーロッパへ足を運ぶのです。実際に自分の目で見てみないと、正しいかどうかはわかりません!見たら全部わかるのかといわれると困りますけど・・・。
それはさておき、今年はどうだったのかというと当然ですがありましたよ。前評判だけで倒れてしまった スキャロップインプラント 叩きが・・。叩いたのが、NYU(ニューヨーク大学)のDr Dennis Tarnow 、メインで叩かれたのがそのインプラントの開発者である Dr. Peter Wöhrle でしたが、さすがアメリカ(?)、度量の深さなのか、ユーモアなのか、淡々と問題点を指摘しているDr Dennis Tarnow の話を聞きながら、叩かれているはずの Dr. Peter Wöhrle が横で大笑いしていました。日本であれば、間違っているとわかっていても誰も学会でそのような話をしません。
何でも白黒はっきりさせたがる国と灰色が好きな国のお国柄の違いかもしれませんが、何かあったときに一番迷惑をこうむるのが患者さんだということを考えたときに、どちらのスタンスがいいのかははっきりしています。この点では、日本は見習うべきであると思います!
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Evidence Besed? = 科学的証拠に基づいているのか?
と問題提起しているスライド
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Dr Dennis Tarnow の顔が映っています・・・大仏さまではありません!






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