診療のご案内

新着情報

新着情報:2009年01月30日分

« ブリッジの方が優れている時もあります! | | インプラント3年経過症例 »

 

2009年01月30日:本日のインプラントオペ : 空前絶後の傾斜埋入

皆様、こんばんは。 中川歯科 審美インプラントセンター  の中川雅裕です。

本日(正確には昨日)、非常にやりがいのある仕事(インプラント治療)を行いました。

タイトルにある通り 傾斜埋入 のケースなのですが、骨が非常に少なく、またインプラントを埋入できるエリアが非常に限られているという点を考えると 空前絶後(笑) とはいいすぎですが、少なくとも私の経験上で5本の指に入るぐらいのトリッキーなケースだったと思います。

aDSCF4940.JPG









↑ 後輩の歯科医院に通院中の右上の欠損部分にインプラント希望の患者さんですが、骨が少ない為通常のインプラント埋入が不可能なケースです。サイナスリフト が必要ですがその医院では困難ということで、当院での治療を依頼されました。金属冠が入っている歯(5番)も何らかの理由によりグラグラしており、患者さんは噛むと痛くて出血も多いと訴えています。レントゲンで見る限りではそれ程異常が見られませんが、症状の出方からすると歯が破折していることが予想されました。破折している歯は残念ながら抜歯が必要です。患者さんは抜歯を希望されているのですが・・・。

b2009.01.07b.JPG









↑ さて、レントゲンです。普通に考えれば サイナスリフト のケースですよね。まあ ソケットリフト でも何とかいけるかもしれません・・・。しかし、サイナスリフトやソケットリフトは時間とお金が余計にかかり、また外科的侵襲も少なくありませんので、あらゆる点で結果的に患者さんの負担が増えてしまいます。
こんなとき、当院では 傾斜埋入 で問題を解決することが出来ます。
具体的には、上顎洞(緑)歯(黄色:5番は抜歯します)歯槽頂(赤)で囲まれた三角形の部分にインプラントを2本埋入できれば、サイナスリフトをしなくても何とかなります。CTのデータから、このケースは傾斜埋入で問題なくいけると判断しました。このような時は、過去の経験が物を言います!!
このケースの場合、傾斜埋入の部分は特に難しくはありません。問題は5番を抜歯した穴にインプラントを入れるのが非常に難しいということです。上顎洞までの距離が2mm程度しかありません。そのわずかな骨を利用してインプラントを骨にしっかり固定するのは、かなりのテクニックが必要です!
しかし、当院ならそれが可能なのです。
dDSCF9069.JPG
← 抜歯した5番の拡大画像です。見事にヒビが入っていますね。

このせいで大切な骨が失われてしまいました。破折した歯はなるべく早く抜いたほうが良いという典型です。
cDSCF9063.JPG









↑ オペ中の画像です(生々しくてすいません)。予想以上に大きく骨がなくなっていることに驚きました。見た目にはヒビはわずかなのですが・・・。驚いているばかりでは埒が明きませんので、もてる力を最大限に発揮し何とかインプラントを埋入することが出来ました。大変難しゅうございました・・・。
まだ噛めるからなどと悠長なことを言っていると、このように骨がなくなってしまうことを是非わかっていただきたいと思います。くどいようですが、ヒビが入った歯は抜いてしまう以外に道はありません。
インプラントは、傾斜埋入をすると右の写真のような角度になります。

e2009.01.27.JPG
無事にインプラント埋入が成功したレントゲン画像です。全て予定通りに手術が完了しています。最低限の切開~剥離しか行っていませんので、腫れや痛みはほとんどないと思われます。
ちなみに下のインプラントは紹介元の歯科医院でなされた物です、大変うまくいっていますね。

八王子市のインプラントは中川歯科 審美インプラント・矯正センター 専門医のインプラント歯科治療

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)