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新着情報:2010年03月21日分

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2010年03月21日:何も考えずに抜歯したらいけません! ソケットプリザべーション と インプラント

皆様、こんばんは。 中川歯科 審美インプラント・CTセンター  の中川雅裕です。

今週も、アメリカから帰国してまだ間もないのですが、色々なセミナーに出席し忙しくしております。

土曜日は、3ⅰ(インプラント・イノベーションズ)主催のオープンセミナーに行ってきました。講師は、カリフォルニア・USCから Dr. S.Wheeler。内容は特筆すべき点はありませんでしたが、インプラント治療の基本的な考え方を学びました。

本日月曜は、ノーベルバイオーケア主催、大阪の南先生による “Soft Tissue Management ”
インプラントに限らず、手術時にいかに周辺組織にダメージを与えないようにするのかに関する基本的な考え方を勉強してきました。南先生は私の所属する “5D-Japan” の師匠でもあり、さすが綺麗な仕事をなさいますね!普段何気なく行っている切開~縫合に関し、もう一度基本に立ち返る良い機会となりました。

さて、治療の話です。

例えば不幸にして差し歯がダメになってしまった場合、状況にもよりますが、通常はブリッジかインプラントを選択することが多いと思います。
前歯部のインプラントでは、天然歯と同様の審美性を得ることが正直簡単ではありません。わたしは何でもインプラントがいいとは思いません(特に前歯部)ので、ブリッジを選択することも少なくはないのですが、どちらにするにしても抜歯後に歯ぐきが痩せることを極力避けなくてはなりません。
今日はそんなお話です。

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← 初診時の画像です。残念ながら右上の前歯にはヒビが入っており、抜歯せざるをません。腫れてますしね…。このケースの場合、噛み合わせが深く噛む力も強いので、歯の負担を考えて、ブリッジはなくインプラントによる治療を計画しました。





↓ 差し歯は簡単に外れました。見てのとおり、元の歯はほとんど残っていません。何も考えずに抜歯してしまうと、歯ぐきがどんどん痩せていってしまいますので後々苦労することになります。普通の歯医者さんでは良くあることだと思いますが…・
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↓ 骨がかなり吸収していますので、抜歯と同時にインプラントを入れることは現在の標準的な考え方では禁忌です(奥歯ではやることもありますが…)。
しかしながら、抜歯したのみでは更に骨がなくなってしまいますので、抜歯と同時に人工骨を入れ、更に歯肉を移植(Socket Sealing)することにより組織の温存を図ります。今回のアメリカインプラント学会でもこのやり方が安全であると強調されていました。無理してインプラントを入れてしまうと、何かあっても動きが取れなくなり、結局大切な患者さんが不利益を蒙るようになる事を忘れてはいけません。
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↓ 抜歯後、1ヶ月目の画像です。歯が無くなった土手部分の方が歯肉のボリュームが大きいことがわかります。最低限このレベルからスタートしないと、左右対象の綺麗な状態を再現するのは困難です。
約3ヵ月後にインプラントを入れていく予定ですが、この状態からはそれほど難しくないことが容易に想像されます。
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総括
以上のように、将来的にどういう方法で歯を回復していくのかを決めてから 抜歯に臨むことが必要です。そうすることによって、もし何かトラブルがあってもすぐそれに対応できる様になりますので、より確実な治療を実践することが出来るようになるのです。
実際、患部が腫れたり痛んだりすることはありませんし、時間は20分程度しかかかりませんので、患者さんの理解を得ることが出来れば 95%以上 この方法を用いています。 残りの5%は抜歯即時埋入で対応していますが、前歯部では適応症は決して多くはありません。


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