インプラント治療の前に考えてほしいこと
歯を失った原因を明らかにする

当院においてインプラント治療をさせて頂く歯科医師は、まず歯周病治療をマスターすることから始めました。歯が失っている患者さんがインプラント治療を希望されたとしても、我々歯科医師がその欠損部分だけにとらわれていては長期的に安定した治療ができません。
最初に考えなくてはならないのは、なぜ歯を失ってしまったのか?という事です。統計を取ると、ほとんどの患者さんは歯周病か虫歯が原因で歯を失われています。何らかの原因があって歯を失ってしまったわけですから、それを明らかにしないままインプラントという、比較的高額で治療期間を必要とする治療をすることは、あまり得策とはいえません。
当院では、インプラントを取り入れた治療計画をたてる際に、必ずこの「歯の喪失原因」を検証し、個々の患者さんに対しリスク診断を行います。
全体を考えた治療計画を立てる

包括的治療:Interdisciplinary Approach
歯を失った原因をよく追究し、治療に際してのリスク・原因疾患の再発のリスクを完全に明らかにした状態で治療計画を立てて行くことが非常に重要です。しかしながら、まず「インプラントありき」という考えで、欠損している部分だけに注目していてはいい結果を得ることは難しいと考えます。
もしインプラント治療が成功して何とか噛めるようになったとしても、隣の歯がすぐに駄目になってしまったらどうでしょうか?また、その部分に関しては、ゼロからインプラント治療を始めなければならなくなってしまいます。
そんなことのないように、本格的な治療を始める前に必ず全体的・全身的な状況を確認し、将来にわたって安定しうる(少なくとも10年以上)治療計画を検討していきましょう。(このような考え方を包括的治療:Interdisciplinary Approachと呼びます)
もしかすると、インプラントを希望されて来院された患者さんだとしても、インプラント以外の治療方法が適している場合もあるでしょう。そのような場合は、無理にインプラントをお勧めせずに、その患者さんの状況に最も適した代替治療計画を提示させて頂いております。


